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無印良品 アスモ高山にアウトドアグッズがあるのはなぜ?その秘密に迫る!店長インタビュー

2021年4月にオープンした無印良品 アスモ高山。皆様もう行かれましたか?すでに常連の方も、まだ行っていない方も必見!無印良品 アスモ高山店長の宇津洋夢さん(写真左)と、コミュニティマネージャーの山岩豪さん(写真右)に気になるあれこれを質問してみました。

飛騨高山に無印良品ができた理由。

無印良品 アスモ高山店長 宇津さん(以下、宇津さん)】
お陰様で開店から2ヵ月半が経つ今も、多くのお客様にご利用いただいています。人気商品はお菓子やカレーですね。特にお菓子は他店と比べると大袋入りのものを手に取るお客様が多く、「孫に買って帰るんや」とか「家でみんなと食べるさ」といった声が聞こえてきます。飛騨地域は2世帯・3世帯同居のご家庭が珍しくなく、ご家族で食卓を囲むことが多いのかなと想像しています。そんな素敵な街に無印良品を出店できたこと、多くの方にご来店いただいていること、日々嬉しく思っています。



宇津さん】実は、高山市に無印良品を出店する計画は過去にもあったのですが、様々な理由により実現することができませんでした。しかし、地元の老舗スーパー駿河屋(アスモ)さんが「地域の皆さんの健やかな暮らしを食で支えたい。食以外の分野では無印さんの力を貸して欲しい」と私たちにお声がけくださいました。

駿河屋さんは「地域の方の心身の健康のために、より自然な暮らしを提案したい」という考えをお持ちで、我々にも共感するところがたくさんありました。しかも、地元の皆様に愛されるスーパーさんと同じ屋根の下に出店できるなんて私たちにとって大変ありがたいことです。衣食住のうち、生鮮食品を主とした食品は駿河屋さん、それ以外の日用品や雑貨の部分を私たち無印良品が提案できたらと思っています。最近では、駿河屋さんの商品と無印良品の商品をコラボレーションしたイベントも行っています。




飛騨高山にある無印ならではの特徴?!あの商品がある秘密

宇津さん】当店に来てくださったお客様はお気づきかもしれませんが、実は店内では無印良品以外のメーカーやブランドの商品を販売しています。全国に453店舗(2021年5月31日時点)ある無印良品のうち、キャンプツールを取り扱っているのは3店舗しかなく、非常に珍しい形態です。主に置いてあるのはキャンプ・アウトドアグッズで、どれも非常に優れたものばかりです。


宇津さん】なぜ他社のものが置いてあるのか?理由はいくつかあるのですが・・・まず1つ目の理由は、無印良品が運営するキャンプ場「無印良品南乗鞍キャンプ場」が乗鞍岳の麓、高山市高根町にあることです。乗鞍だけでなく3000メートル級の山々に囲まれ、自然が身近な飛騨地域。キャンプはもちろん、バーベキューも盛んですよね。

当店のアウトドアコーナーにある商品は、無印良品キャンプ場に長年勤務しアウトドア経験豊富なスタッフの山岩と、アウトドア専門家の方が、一緒にセレクトしたものです。ぜひ、店頭にあるキャンプグッズを使い自然の中で楽しく過ごしていただけたらと思います。


大切な人を守るために、「いつものもしも。」


【山岩コミュニティーマネージャー(以下山岩さん)】
そして、無印良品アスモ高山に他社製品のアウトドアグッズがあるもう1つの理由は、「防災」です。実は、当店のアウトドアコーナーは防災用品コーナーも兼ねているんですよ。無印良品の防災グッズのすぐ隣に、他社製のキャンプ用品が並んでいます。



【山岩さん】ここ数年、季節や場所を問わず毎年のように大きな自然災害が起きていますよね。全国的に防災意識は高まっていると思いますが、災害は予告なく突然起きるもの。いくら心構えをしていても、実際に災害に遭ったら平常心ではいられないでしょう。自宅に被害が及んだ時や水道やガスなどのライフラインが止まってしまった場合は、非常に不便な中で命を守りながら暮らさなくてはなりません。そんな時に役立つのがキャンプやアウトドアグッズ、そしてアウトドアの経験です。そもそもアウトドアは自然の中で行われることなので、屋内の暮らしとは条件が異なります。

また、突然の天候変化など不都合なことも起きます。そんな中でも命を守りながら暮らしを営む、この経験は自然の中だからこそできることではないでしょうか。


【山岩さん】ここにあるキャンプ・アウトドア用品は、決して安いものではありません。今は安価な物や簡易的な物も手に入るのに、なぜ高価な物を置いているか?それは「プロの目線で良いものを選んだから」です。品質の良いものは安全性、利便性、耐久性、デザイン性に優れています。これらは全て安心感につながるものであり、アウトドアであれ、災害時であれ、頼りになる道具として使用することができます。安心信頼できる道具であり、使う時にちょっと気持ち良くなるデザイン・・・そのため高価なものも多くなってしまったのですが、全て自信を持っておすすめできます。


【山岩さん】自然の中で食べ物や寝床を用意するといった経験は、災害時に必ず役立ちます。これらを「防災の勉強」とか「災害時訓練」と聞くと難しそうに感じますが、「アウトドア」「キャンプ」と聞くと少し楽しそうですよね。無印良品には《いつものもしも。》というキャッチコピーがあります。キャンプやアウトドアは「いつもの」として、楽しむ。アウトドアグッズを日常的に使う。そこで得た経験や学びを「もしも」の時、つまり災害時や緊急時に活かす。無印良品アスモ高山店のアウトドアコーナーは、そんな意味を込めてつくりました。

自然豊かな地域、そして暮らしに身近なスーパーの2階。そんな立地にある店ならではですね。他ではあまり見かけない珍しいものも置いていますので、ぜひ一度手に取ってみてください!

無印良品のものは、「しぜんとこうなりました。」


【宇津さん】山岩の話にもありましたが、無印良品アスモ高山は飛騨地域ならではの店づくりを行いたいと考えています。無印良品の商品について、中には「おしゃれ」という印象を持ってくださるお客様もいらして大変ありがたいのですが、実は当店の商品はおしゃれさを目指してデザインしたものはあまりありません。私たちが取り扱う商品は、日々の生活に用いる「日用品」ですので、誰にとっても便利で使いやすいことを目指したら、自然と今のような形状になったのです。


おしゃれなものや特別なものを買いに行くというより、「アスモさんへ行くついでに立ち寄ってみた」「いつものアレをちょっと買いに来た」と言っていただけるような、老若男女問わず親しんでいただける気軽で気楽なお店になりたいです。アスモさんのように地元の方に長く愛されるお店になるためにも、地元のみなさんともっと関わり合いたいですし話がしたいと思っています。何でも話しかけてくださいね!

店長&マネージャー 私たちのおすすめ商品!!

最後に、宇津さんと山岩さんそれぞれのおすすめ商品を聞いてみました。


【宇津さん】私のおすすめ商品は、化粧水です。これを使うまで肌のお手入れをしたことはなかったのですが、この化粧水を使い始めたら手放せなくなりました。ボトルのデザインがシンプルですし、大容量。肌にも優しいと思います。男女問わずおすすめです!また、定番商品なのですがボールペンも良いですよ。安価、書きやすい、替え芯(レフィル)がある・・・もう何本目かわからないくらい愛用しています。スタッフにも使っている人が多いですね。

【山岩さん】私のおすすめ商品は、この白磁食器です。特に四角い形の「角」というシリーズはとてもいいと思います。大中小の3サイズがあるのですが、それぞれ絶妙な大きさですごく使いやすい!和洋中、汁物やサラダ、丼もの・・・本当に何にでも合うんです。片付けるときは3つがうまく重なり、場所もとりません。そして無駄がなく美しい佇まい・・・もう何年も使っていますが、飽きませんね。


宇津さん、山岩さん、ご協力ありがとうございました!!

【無印良品 アスモ高山】
https://www.muji.com/jp/ja/shop/detail/046645

営業時間 10:00~21:00

住所 〒5060054 岐阜県高山市岡本町2丁目45番地1 駿河屋アスモ店2F

電話番号 0577-35-5560

アクセス JR高山本線「高山駅」より徒歩10分

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淺井葉月
anoina,news. 編集長のほか、企業の採用コンサルやライター講師も行なっている。