ご無沙汰しております。勝手に岐阜県観光大使の村井です。
前回は飛騨高山のオススメモーニング店の記事を書かせていただきました。本日は少し視野を広げて、「飛騨地域」のオススメモーニングを書かせていただきます。
飛騨地域と言っても広大ですので片道時間にすると「近所の喫茶店」の範疇を超えてしまいますが(笑)、どこかへお出かけするついでとかに思い出して行っていただければ嬉しいです。
ではさっそく紹介させていただきます~〇
奥飛騨温泉へ向かう道中に突然現れる喫茶店
飛騨地域にお住いの皆様は奥飛騨温泉郷が大好きと勝手に思っております。
大好き奥飛騨へ向かう国道158号線沿い、高山市街からは車を30分弱走らせた場所にそのお店はあります。
「コーヒーハウスパロット」さんであります。
真っ白な外観が建つその場所は目の前の国道が下りの急カーブ、南側に崖が聳え立ち、北側には川が流れているというお世辞にも安全とは言えない立地ですが、営業日はいつも多くの地元民で賑わっています。
さて、中へ入ってみましょう~
扉を開けると2つ時代を遡ったかと錯覚するような渋い店内。いや、この居心地の良さはきっと錯覚ではないのかもしれない。
「昭和の香り」って俗に言うと思いますが、人それぞれその感覚は違います。僕はこういう「喫茶店の香り」がTHE昭和な気がしてなりません。きっと共感してくれる人、いるんではないでしょうか。
そしてマスターの渋い声。
すべての昭和要素がココにはあります。
メニューを見てみましょう。
手書きで、「お昼でもモーニングセットOKです」とのこと。
教科書的にツッコむとしたら、「モーニングやないやないかい!」であります。
しかし、モーニング大国岐阜地域で育った僕にしたらそこまで驚くことのない表記。
飛騨では珍しいかもしれません。
パロットのモーニングは500円。年季の入った木のプレートに乗せられております。
見て下さい、奥のサラダを。野菜やらフルーツやらがふんだんに乗せられております。
「飛騨地域モーニング彩り部門」が存在するならば、2位以下に圧倒的差をつけて堂々の1位ですね。
トーストはカリッカリに焼かれており、口へ運ぶたびに心地良い咀嚼音が口内に響き渡ります。
最初から最後まで「THE昭和」を味わうことのできるパロット。
実はランチのトマトチキンカレーも絶品なのです。
ぜひランチの時間帯に行かれましたらカレーライスもおすすめです。
ちなみに駐車場には湧水が出ており、誰でも汲むことができます。
タンブラーをお持ちでしたらぜひ汲んで帰ってくださいね。
昭和歌謡が流れる店内でモーニング
お店の場所は小坂久々野トンネルを抜けたすぐ。
向かって右側にお店は見えてきます。
洋風の建物が目を惹きます、「サンマルティン」さんであります。
店名の上には学校の校舎を思い出させる大きな時計。
時刻は合っておりません。
手書きの看板は萌えポイント。
モーニングサービスは10時半までです。
こちらもパロットに負けない昭和レトロ感。天井は高く、随所にレンガが見えております。
椅子の感じ、テーブルの低さ、ランプシェードなどすべての要素が懐かしい。
ちなみにBGMは高橋真梨子です。(日によって違う可能性有)
こちらメニュー表。
お気づきでしょうか。
サンドウィッチ、サラダ、コーヒーの他にさりげなく写っているものを。個人的にはトーストよりもサンドウィッチの方が嬉しいです。
どれだけパンにこだわっていても、サンドウィッチの手作り感には勝てません。
撮影日が夏だったのでアイスコーヒーでございます。季節感がないですね。失礼しました。
こちらのモーニングは500円。
そしてさっきのさりげなく写っているものとは「おにぎり」であります。わかめおにぎりです。懐かしさが爆発しております。
エッグサンドは程よい大きさで果物がたくさん乗ったサラダも好印象。
この二つではちょっと足りないかな?と思いますが、この小腹におにぎりがジャストフィットするわけです。
BGMの高橋真梨子「五番街のマリーへ」を聴きながら、マリーが遠い場所へ行って寂しいのならば、こういう喫茶店に行けば地元民の方々が寂しさを癒してくれる…なんて思いながら聴いてましたが、この歌はそういう問題ではないのです。笑
モーニングは家族で行くのが理想的
岐阜地域のモーニング事情として、「休日は家族と朝からモーニングを食べに行く」という文化・風習があります。
僕の家もそうでした。
打ち合わせをすることもなく朝リビングに家族が集まり、「○○へ行こうか」と”誰か”の掛け声とともに行きつけのお店でモーニング。
飛騨地方には家族でモーニングを食べに行く文化を耳にすることがないので、寂しいです。
ひょっとしてそういう文化あるんでしょうか。もしあれば教えて下さい。
岐阜地域のこのモーニング文化は非常に重要な文化だと思っておりますが、飛騨古川にそんな文化が少し垣間見える喫茶店があります。
高山市街からは車で30分弱。
飛騨古川「あん」さん。
あんさんは看板がステキなのです。
少し小さくて申し訳ないです。店名の下には、「家族が集う喫茶店」とあります。
そう!まさに喫茶店とはそういう場所!
これまた少し見にくいですが、8時~11時までモーニングの提供があるみたいです。
あいいろパンさんってあの有名なパン屋さんですか?ものすごく楽しみであります。
店内は見た感じ小上がりのような靴をぬいでくつろぐ客席もあり、まさに3世代が集うのが思い浮かびます。
そのほかは広々とした客席で、ゆっくりくつろげます。
きましたモーニング。520円です。
光の入り方がエモすぎますね。
素材にこだわっているようで、パンは前述したとおりあいいろパンさんの食パン。小倉餡に関しては古川の大久保製菓舗さん特製餡。ここまで地元にこだわっているとワンプレート地元食材で提供できてしまいます。
小倉が甘ったるくなくて美味しい。老舗の製菓舗が作っているだけあってとっても美味しいです。個人的にはもっと小倉を乗せてほしい笑
カウンター少なめでテーブル席メインの店内。ご家族でも友人同士でもママ友同士でも、ゆっくりとくつろげる空間が広がっておりました。
空間が素晴らしいのでぜひともすべての食材を地元産にして、そこをアピールしてモーニング提供を続けてほしいなと思います。(価格はできたら上げずに…)
まとめ
今回もいかがだったでしょうか~
朝早くやっていないお店、モーニング提供をしていないお店等が多く、ピックアップするのがなかなか難しい飛騨地域。
でも探してみると意外と見つかったりします。最先端のカフェじゃなくていいんです。
懐かしいような空間でゆっくりと喫茶店時間を楽しむ。それがモーニングの醍醐味だと思っております。
また機会があれば記事を書かせていただきますので、飽きずに見ていただけたらな嬉しいです。
ではまた会いましょう~〇
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店名 コーヒーハウスパロット
住所 〒506-2252 岐阜県高山市丹生川町久手1−5
電話 0577-79-2257(営業時間等は電話で確認ください)