高山市桐生町にカフェ「ouchi」がオープン！からだにもこころにも優しいごはん

高山市桐生町にオープンしたカフェ「ouchi」

車通りの多い道沿いに面して建つお洒落な外観に、ここはカフェ？それともお家？と気になる方も多いのではないでしょうか。

ご自宅の一部がカフェスペースになっており、名前の通りおうちにいるような空間を提供してくださる「ouchi」の店主：治奈（はるな）さんに想いやこだわりを伺いました。

Iターンで高山へ。リラックスできみんなが集まれる場所を作りたい！からスタート

私は千葉県出身なのですが、2020年に夫の地元である飛騨高山に移住しました。お店を考え始めたきっかけは、飛騨に移住し子育てをしているうちに「子育て中のママさんも立ち寄れるようなリラックスできる空間があれば」と思ったからです。

カフェやランチにいきたいけど、お子様連れだとなかなか気持ちが落ち着かなかったり、他のお客様のことを気にしてしまったりもあるかと思います。また、ママさんだけでなくお店にきて頂いたお客様には皆さんにリラックスして頂き、まるでおうちにいるような気持ちで過ごして頂けるような場所を作りたいと思っていました。

このような想いもあり、現在は完全予約制にさせて頂いております。

夫が高山出身で飛騨高山が大好きなんです。高山に来る前は東京で子育てをしていたのですが、飛騨は子育てにはとってもいい環境だと思い移住を決めました。

初めから飲食店をしようと思っていたわけではなく、夫との会話の中で「子どもたちが育っていく街なので良い街にしていきたいね」と話していて、まずはみんなが集まれるようなスペースを！ということから始まりました。

その後、人が集まるなら何か飲めたり、何か食べることができたら居心地がよくゆっくりしていただけると思い、コーヒーやチーズケーキから始めました。チーズケーキは私の母が昔よく作ってくれていたレシピで作っています。砂糖はてん菜糖を使用しています。

また、時間帯によってはランチを食べたい方もいらっしゃるかと思います。ランチを始めるなら体にいいものを食べてもらいたい！と思い、素材にこだわり試作を始めました。

地産地消にこだわった無添加の身体に優しい定食を大切な方々に食べて頂きたい

今のランチメニューのおすすめは結旨豚のまろやか生姜焼き定食を提供しています。豚は白川郷で育てられており、抗生物質・合成抗菌剤を使用していない吉野ジェーピーファームさんの結旨豚を使用しています。

味付けは試作段階では、甘酒・てん菜糖・塩麹の3パターンで試作してみたのですが、甘酒の甘みが一番まろやかだったので生姜焼きの調味料には甘酒を使用しております。
主菜も副菜も優しい味にしたくて、塩ではなく塩麹を使用したり、砂糖ではなく甘酒を使用したり。発酵調味料を使うとまろやかな味わいになります。

そして、今回の定食の食材で使用しているものは主に無農薬や有機栽培のお野菜、無添加の調味料です。

副菜にはできるだけ飛騨で採れる旬の野菜を使いたいと考えています。旬のものは体のリズムを整えてくれるので、なるべく旬の野菜を取り入れています。

現在（取材時）の副菜はアスパラガスと新玉葱です。

料理に欠かせない調味料はよしま農園さんの化学調味料等を使用していない、味噌や醤油、甘酒、塩麹を使用しております。

今のご縁を大切にしながら繋がりを

飛騨に来て初めは知り合いもおらず、心細かった時期もありましたが、夫の友達と知り合う機会もあり繋がりが増えていきました。その中で、夫の友達で管理栄養士をされている方に出会いました。その方と意気投合し、「何か一緒にしたいね」と話していく中で、栄養バランスを考えた今回の生姜焼き定食を一緒に考えて頂きました。